自己暗示はアスペルガー人の持つ最強のテクニック (2) /バイオリズムへの理解

アスペルガーの思考と生き様

マイルールを愚直に守り続け、ルーティーンや法則性に安心感を得やすいアスペルガー人にとって、自己暗示をかけることは決して難しいことではありません。感情と行動が直結しているからこその、マイルールの「融通の利かなさ」をうまく利用するテクニックです。
さすがに性格を変えたり好き嫌いを覆すほどの暗示はかけられないので、僕はこの自己暗示を、悪い流れをリセットするためと、自分の人生を幸福だと思い込むために使っています。

フラッシュバックがないタイプのアスペルガーになれる

自分の人生は幸福だと思えた方がいい、これは誰にでも共通することだと思います。
しかし、人生いいこともあれば悪いこともあります。
運気や体調や気分などは、自分がどんな状況にいたとしても、時間ごと、日ごと、週ごと、月ごと、年ごとに上がり下がりを繰り返しています。これは生き物もそうでないものも含めた、万物に共通する「バイオリズム」といわれる法則です。

科学的に実証されているわけではありませんが、確実に存在することは歴史と統計が証明しています。
占星術、算命学、四柱推命などの代表的な占いは統計による運気の周期をベースにしていますし、日常生活の中でも「止まない雨はない」「日はまた昇る」「栄枯盛衰」「諸行無常」などの名言とともに「バイオリズム」への心構えが説かれています。

バイオリズムを理解するということは、悪い流れを受け入れ良い流れに感謝するマインドを手に入れる、ということです。そう簡単にできることではありませんが、自分の人生が幸福だと思いこむのにとても大切な要素です。
バイオリズムを理解できていない人は、悪い流れのときはそれに飲み込まれてメンタルをおかしくし、いい流れのときは調子に乗りすぎて周りが見えなくなってしまいます。

本来感情の歯止めが利かないアスペルガー人は、良くも悪くも運気の流れに飲み込まれて感情を乱しやすいと思われそうですが、バイオリズムに関しては違います。法則性があるからです。
何にでも規則性・法則性を見出そうとするアスペルガー人は、法則性のあるこの「バイオリズム」を比較的簡単に理解し、受け入れることができます。

自分史を作るみたいに、自分の過去の出来事や心境を、数日前、数ヶ月前、数年前とさかのぼって客観視し、運気や気分の上下を時間軸に沿って観察していくと、バイオリズムの法則が確実に存在することを発見できます。
一度論理的に理解してしまえば、あとは自己暗示です。

法則性があるものを絶対的なものとしてマイルールに取り込むのは、アスペルガー人にとっては難しいことではありません。
普通に毎日を生きていれば、運気の上がり下がりのプロセスを実体験として重ねることができるので、意識さえしていればバイオリズムへの対応策は自然と身についてきます。

悪い流れのときは、それを受け入れて待っていれば流れは必ず変わると分かるようになり、良い流れのときは、それを有難く頂きつつも、いずれ変わる流れに備えて気を緩めずにいられるようになります。

この感覚が身につくと、良い出来事も悪い出来事も一過性の現象にすぎないと捉えられるようになるので、過去にしがみつくことがなくなります。
つまり、アスペルガーの代表的な特性のひとつといわれる「フラッシュバック」がなくなるのです。

バイオリズムの理解に自己暗示が加われば、自分の過去すら客観視できる

アスペルガーの特性のひとつとして、過去のつらい出来事を追体験する「フラッシュバック」という心理現象に悩まされる人がいるといいます。

僕は孤立型のアスペルガーなのですが、この特性は全くありません。
もちろん黒歴史もありますし、ヒドい目にあったこともあります。でもそんな過去の出来事を「今の自分を作る肥やし」として振り返ることはあっても、追体験して同じ気持ちになるようなことはありません。
今の自分とは切り離された、すでに過ぎ去ったものとして認識されているからです。
細かく思い出すにしても、どこか車窓から外を見ているような客観性があります。

過去に起こったことにいつまでも囚わてしまうのは、おそらく「バイオリズム」の存在そのものを認識していなかったか、法則性に興味を持つきっかけがなかっただけだと思います。
興味を持って法則性を探らなければ、気づくことはできません。
でもアスペルガー人は、興味さえ持てばすぐに自分だけの法則性を見つけ出し、マイルールに取り込むことができます。

僕の場合、月単位で見ると、偶数月に運気が上がり奇数月に運気が下がる傾向が強い、と独自分析で分かっています。
年単位で見ると8年前後を周期にして人生が大きく動いています。運気は12年周期の算命学にほぼ沿った形で回っているのですが、なぜか僕の場合、運気が最低の時期とされる「大殺界」の三年目に逆に運気が最高潮になるという謎の現象が、今まで100%の確率で起こっています。きっと天性の天邪鬼なのでしょう。

このように自分のバイオリズムの法則性を分析し理解すると「過去の悪い流れは来るべくして来て、去るべくして去ったもの」と客観視できるようになります。
悪い方の過去を過去として切り離すことができるようになれば、自然と過去の良かったことに意識が向くようになります。
良かったことに意識が向いている状態であれば、人生をどこで切り取っても幸福だったと思えるようになります。悪いこともあったけど、それはそれで満足な人生だった、という発想です。

このことを知って上手に使えば「自己肯定感が低いにも拘らず自分を幸福と思い込める」という不思議なテクニックを得られます。
これはアスペルガーだからこそできる「使った方がお得な特性の一面」ですので、試す価値はあると思います。

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