自分がアスペルガーだとを認めたことで、すべての疑問が解消した

アスペルガーの思考と生き様

アスペルガーの診断は、あえて受けない

僕は自分をアスペルガー(孤立型)だと思っています。
でもその診断を専門家から受けたわけではないですし、これからも受けることはきっとありません。
なぜ診断を受けるつもりがないのかというと、理由は三つあります。

  • 一つ目は、実際の診断結果がどうであったとしても、僕は限りなく教科書通りのアスペルガーの性質を持っていて、教科書通りの思考や行動パターンのもと、そこで言われている通りの悩みを抱えた人生を歩んできたということ。
  • 二つ目は、何かをすれば完治するという類のものではないということ。
  • 三つめは、専門機関で治療をしなくても、それなりに生きていけているということ。

アスペルガー症候群を治療する確実な方法はないといわれています。
医師や専門家が行う対処方法は、カウンセリングなどからの学習による実生活での訓練、つまりリハビリしかないというのが現状です。

アスペルガー特有の自己完結思考の表れでもあるのですが、僕はこの「リハビリによる生き辛さの緩和」を、専門家に依存するのではなく、自分との対話の中に見出しています。このブログを通してアスペルガー症候群と自分の関係性を深く深く堀りさげて、同じ悩みを抱えた人たちと情報を共有していくことで、これからの人生をより生きやすくすることができるのではないかと期待しているのです。
実際、ネット上でアスペルガーの人たちが発する情報に、僕自身かなり助けられています。

アスペルガーを知ったきっかけは、アンガーマネジメントだった

アスペルガー症候群を知ったきっかけは、アンガーマネジメントでした。
今までに何度も繰り返してきた、些細なことにイラつき、怒りが沸いたらそれを隠せない自分への嫌悪感。
その嫌悪感が爆発するたびに、瞑想を繰り返したり、スピリチュアルや生き方系の記事や本を読んだりして、自分を変えようと試みました。その時はもちろん自分を変えたいと本気で願っているし、思考も冷静だから、そこに書かれている有難い助言がすんなり心に入ってきます。
そして、やってみよう、自分ならできるはずだ、と強く思うのです。
それなのに、次に怒りのスイッチが入った瞬間、リセットボタンを押したように元の自分に戻ってしまいます。
そしてある時また無駄に怒り過ぎている自分に気づいて自己嫌悪に陥るのです。
このループを、人生を通して何回も何回も繰り返しています。

これをなんとかするにはきっと本格的な訓練が必要なんだと思った僕は、概要だけ知っていたアンガーマネジメントに本気で取り組んでみることにしました。手始めにその方法論についてネットで検索している時にたまたま見つけた記事が、アスペルガー症候群についてのものだったのです。
アンガーマネジメントのヒントになるものが何かあるかな、くらいの軽い気持ちで読み始めたら、そこで見たものは僕の期待の遥か上を行っていました。

占いで何のヒントもないのに自分のことを正確に言い当てられた時のような衝撃。ここは自分に当てはまるけどここは当てはまらないな、という類のものではありません。人生や日常を綴ったブログには、自分の伝記かと思ってしまうようなものもありました。

ここに自己改革のヒントがある。
どでかい餌を与えられた僕は、貪るように資料をかき集めました。
アンガーマネジメントについて調べていたことなど、きれいさっぱり忘れていました。
これが2018年12月。ついこの前の出来事です。

自分がアスペルガーだと知ったことで、今までの自分が崩壊した

自分がアスペルガーだということを受け入れ、いろんな知識を得ていくにつれて、氷が解けていくような、天から光が差してくるような、そしてそこから新しい自分が生まれるような、そんな恍惚とした感覚にすらなりました。それは、今までの人生でいくつかあった重要な「気づき」の中で、最も衝撃的なのものでした。
感覚ではなく、きわめて論理的に納得させられたからです。

絶対的に正しいと信じていた自分。個性的であることを誇らしくすら思っていた自分。人間嫌いではあるけれどマジョリティに属すると思っていた自分。
それが実は異質な存在、しかも発達障害を抱える「障碍者」で、その中では至ってステレオタイプな人間だったのです。
それに納得した瞬間、今まで自分なりに築き上げてきた自信は、音を立てて崩れ落ちました。同時に今まで自分や世間に抱き続けていた違和感の謎が、全部理解できたのです。

もちろん自信は持った方がいいです。でも今までの僕の自信はコントロールがとても難しくて、時折暴走しては人を傷つけるやっかいな奴でした。無自覚に人を傷つけるくせに、無駄に人を傷つけたくないと願い続けてきたから、一度崩壊して良かったと思っています。

それによって切り捨てる覚悟ができたものもありますが、諦めてしまいたくないものも、まだまだたくさんあります。
でも何より、これから自分がどう生きていくべきかが、具体的な形で見えるようになりました。

謎の生き辛さを感じている人へ

発達障害には、アスペルガー症候群の他にも、ADHD、自閉症などのいくつかの種類があります。その各特性の発現の程度は、同じタイプでも人によって大きなばらつきがあります。ある一部の特性が軽いことで社会生活に大きな支障がない人は、専門家にとっても判断が難しいようで、適切な診断や治療が受けられないことも多いといいます。
その結果「自分が定型発達ならこの生き辛さの原因は何?」という疑問と違和感を抱えたまま、一生を過ごすことになるのです。

そもそもそういう人は「自分は発達障害かもしれない」という発想すら持たないことも多いのではないでしょうか。しかし謎の生き辛さを感じている人は、僕のように、自己判断だけを頼りに発達障害と向き合うのもひとつの改善方法だと思います。
自分で自分を型にはめて可能性を狭めることに抵抗はあるかもしれませんが、発達障害に興味を持つと何かがいい方向に変わるかもしれませんよ。

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